胆嚢炎 胆管炎 違い

胆管炎と胆嚢炎の違いはどういうこと?

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胆管炎と胆嚢炎は、症状が非常に似ており、症状による判別は大変むずかしいものがあります。
しっかりと知識をもって整理しましょう。

 

 

【胆嚢炎とは何か?】
胆嚢おいて生じる炎症のことを指し、多くは胆石がその要因となって生じる炎症ですが、ケースによっては胆石が存在しない場合に発症するケースがあります。
症状としては、胆石発作による発熱、また、深呼吸時に痛みを感じることが多く、この痛みによって呼吸を意識的に止めてしまうことがあり、これをマーフィー徴候と言います。

 

その他圧迫痛や、最悪のケースで腹膜炎を併発すると腹部膨張隆と便秘が起こることもあります。
また、黄疸や肝機能障害へと進行することもあり、その場合、胆嚢が壊死し、やがて穿孔、胆汁性腹膜炎を招いた場合、生命の危険が生じます。

 

 

【胆管炎とは何か?】
胆管に結石が存在したり,陥頓結石,胆管の狭窄が見られるときに,細菌感染が加わると発症する症例です.典型的症状は,発熱,黄疸と右上腹部痛ですが,肝機能障害はあるが黄疸がはっきりしないケースもあります.発熱は,悪寒戦慄を伴うことが多いのが特徴です。
重篤なものでは,突然,ショックに陥り前述した急性閉塞性化膿性胆管炎を呈する場合もあります。

 

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【胆嚢炎と胆管炎の症状の違いとは何か?】
 両病状の違いを症状より見極めることは難しいです。
大きな違いは、発生部位以外ですと、その症状にあります。
胆嚢炎の症状は、発熱、右季肋部痛、嘔吐や嘔気、腹部圧痛、マーフィー徴候です。

 

一方、胆管炎の症状は、右上腹部痛、黄疸、発熱、意識障害、ショック症状です。
胆嚢炎と胆管炎の違いとして、まず痛みが生じる部位が違います。
また、発熱の様態も違い、特に、胆管炎の発熱は38度以上の発熱が数日間続きます。

 

【胆嚢炎と胆嚢炎の診察と治療方法】
ともに、軽症ならば絶食や点滴、抗生物質投与による内科的治療を行います。
重症化した胆嚢炎の際には、腹壁から細い針を刺して胆嚢内の胆汁を体外除去する治療を行うことがあります。

 

この治療法は、経皮経管胆嚢ドレナージ術と呼ばれます。
炎症が沈静化したあとに、開腹手術や腹腔鏡手術で、胆嚢を摘出します。
胆嚢炎がかなり進行して胆嚢壁が化膿して穿孔、腹膜炎を発症している場合には、緊急手術を要することがあります。

 

重症の胆管炎に対しては、内視鏡で十二指腸から胆管内に細い管を通して胆汁を体外に出す内視鏡的経胆管ドレナージ術、内視鏡操作による胆管の出口を拡張する治療を行います。
これは個々人の症状により選択されます。
加えて胆管の切開と内部につまっている結石を除去します。
しかしながら、どのようなケースにおいて、早急な治療を要するので、症状が出たらすぐに医療機関を受診しましょう。

 

両者の違いは症状が似ていることから判別が難しく、高齢者は進行が早いこともあります。
前兆を見逃さないようにしましょう。

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