胆嚢摘出手術 副作用

過度な心配は無用、胆嚢摘出手術後の生活、内服薬や副作用について

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胃を始めとした消化器手術には退院後の生活に制約が生じるものですが、胆嚢はどうでしょうか?整理しました。

 

 

【胆嚢摘出手術後に待っている生活はどのようなものか?】
結論から説明しますと、胆嚢摘出手術後の生活は術前と、それほど変化のないものとなることが多くなっています。
胆嚢の機能とは、肝臓によって生成された胆汁を一定量蓄積するもので、食事などによって体内に摂取された脂肪分を分解、消化する役割を持った消化液が胆汁です。

 

胆嚢摘出手術後は、脂肪分を含む食事を一切摂ることができないといったことは誤解であり、実際に摂取することは可能です。
ただし、胆嚢摘出手術後は、胆汁貯蔵機能が喪失していることを意味し、胆汁を十二指腸で適切なタイミングで分泌することができなくなりますので、多少の脂肪分解能力の低下は生じています。
ですので、無茶な食生活は極力避けて生活しましょう。

 

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【生じる後遺症やトラブルなどはあるのか?】
胆嚢摘出手術後、その副作用としては下痢を訴える患者が多いようです。
これは、胆嚢摘出手術後の脂肪分解能力の低下が原因となって、過剰脂肪分の摂取が引き金となっています。
過剰脂肪分摂取で、小腸に到達した際に栄養消化機能を活性化させ、排出しようとします。

 

しかし、脂肪分は疎水性ですので、大腸による便の脱水機能を阻害し、結果、脂肪便や下痢として排泄されることになります。
胆嚢摘出手術後、便器の水表面に油分が浮いていることを不安に感じることから診察を受ける方も多いのですが、これは健常者であっても油分の多い料理を食べた際に見られる現象ですので心配ありません。

 

ただし、脂肪便として排泄される量の脂肪分は摂取している事実は変わりませんので、ほどほどにしなければなりません。
また、その他に肩こりや傷口の痛みなどが生じることもありますが、胆嚢摘出手術後、3、4ヶ月で症状が解消されることが多く、心配はいりません。

 

 

【術後の内服薬やその副作用は?】
術後に胆石による痛みが生じている場合には、鎮痛剤としてジクロフェナクナトリウムの座薬や、鎮痙剤としてブチルスコポラミンなどを服用するようになります。

 

また、術後しばらくは胆汁酸であるウルソデオキシコール酸を服用することになります。
これらの内服薬は副作用も少ないことが利点とされ、広く処方されることになる内服薬です。
ケノデオキシコール酸は、場合によっては、下痢や発疹、肝機能障害を引き起こす副作用が報告されているため、一般的ではありません。

 

また、ウルソデオキシコール酸にも副作用が存在し、胆道が何らかの病変や胆石などにより完全閉塞している際には、服用できません。
下痢などを生じやすくなる軽微の副作用も報告されているので、主治医に必ず相談しましょう。
胆嚢摘出手術後の副作用や、生活変化はそれほど深刻なものではありませんが、術前以上の体や健康へのいたわりが必要となります。

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